尿検査 まとめ

早朝第一尿を取る意義:生理的蛋白尿、運動後血尿、ヘモグロビン尿、尿酸性性能評価に用いる。早朝尿では睡眠時に呼吸が浅くなる影響でCO2が溜まる影響を受け、pH 6.0前後の弱酸性になる。

◎尿細管障害マーカー:尿pHと検査値 は注意が必要。
NAG: pH 8 以上もしくはpH 4 以下では失活していまい、見かけ上低値になる。
ベータ2‐ミクログロブリン:β2-MG: pH 5.5 以下では変性してしまい、見かけ上低値になる。
アルファ1- ミクログロブリン: α1-MG: 尿pHによらず、比較的安定である。海外ではこちらが主流。
 →まとめると、アルカリ尿ではNAG注意、酸性尿ではβ2-MGに注意が必要。

◎尿糖が出る疾患。
 ★SGLT-2阻害薬が使われるようになって、尿糖陽性を見る機会が増えた。
 血糖値が180 mg/dL以上、Fanconi症候群などの尿細管機能異常で尿糖が見られる。
 その他:妊娠、甲状腺機能亢進症、胃切除後

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