Ratnam L, Karunanithy N, Mailli L, Diamantopoulos A, Morgan RA. Dialysis Access Maintenance: Plain Balloon Angioplasty. Cardiovasc Intervent Radiol. 2023 Sep;46(9):1136-1143. doi: 10.1007/s00270-023-03441-x. Epub 2023 May 8. PMID: 37156943; PMCID: PMC10471649.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10471649/

自己血管内シャントは1966年に、ePTEFグラフトは1976年に臨床現場に応用された。

AVFのシャント血管拡張術には、7~10mmのバルーンが使用されることが多いと書いてありました。私は4~6mmの直径のバルーンを使用することが多いので、海外とは少し相違があるのかなとは思いました。

AVGは血管径+1mm程度のバルーンを使用することが多いようです。

バルーンのくびれを取ることを最終目標にしますが、くびれを取るのに必要な圧は大体15-17気圧が多いとのことで、これは私が普段している拡張圧と大きく変わりないかなという印象でした。拡張時間は60-120秒としている術者が多いようです。また、残存狭窄率が30%未満であれば成功と判断されることが多い様子。

AVFについては前腕の方が上腕と比較し6か月後、12か月の開存率は良いようです。(67% v 57% at 6 months and 51% v 35% at 12 months)

AVGについてはAVFより開存率が悪く、 6か月後で 27–63%、12か月後で10–41%でした。

合併症もAVFに比べればAVGの方が多い様子です。血栓症、解離などに注意が必要で、AVFでは0‐2.1%、AVGで2.1 – 6%程度と予測されます。

ステントグラフトやDCBについても考察していますが、私は使用したことがないので参考程度になります。

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